なぜ競合調査は必要か?-その2

「将来を見通した判断力を養うこと」--これも競合調査の重要な目的の一つです。

たとえば、GE(ゼネラル・エレクトリック)の前CEOジャック・ウェルチは、次のような競合調査に絡んだ問題に基づいて戦略を立てたそうです。

・自社とライバル企業における「市場シェア、製品ラインおよび製品分野での強み」は何か?
・過去2年間で競合状況を変えたライバル企業が取った行動は?
・今後2年間、ライバル企業が競合状況を変えるとすれば、いったい何か?

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「孫子」に学ぶ競合調査-その2

孫子の兵法―ライバルに勝つ知恵と戦略 (知的生きかた文庫)
孫子の兵法―ライバルに勝つ知恵と戦略 (知的生きかた文庫)

なぜ、競合会社をモニターする必要があるのでしょう? 

それは、競合会社の次の動きを予測できるからです。そして彼らの弱いところを突くと同時に、強みを奪うこともできます。

消費者は、どの店が安く、どの店がアフターサービスがよいか、などについてよく知っています。

企業が市場参入するときに、ライバル以上の情報を持っていないのであれば、戦わずして降参したのと同じようなものです。

「孫子」に学ぶ競合調査-その1

新訂 孫子 (岩波文庫)
新訂 孫子 (岩波文庫)

海外でも、『孫子』はビジネス書として人気があります。競合調査においても、孫子の兵法には学ぶべきところが多いとされています。

市場を戦場にたとえ、“勝機”を得るには、まず競合会社の強み・弱みをよく認識することから始まるというのです。これに加え、自社の強み・弱みを十分に知っていれば、「百戦も危うからず」というわけです。