競合調査の“キーポイント”

競合調査というのは、製品や顧客、競合相手についての情報のほか、経営戦略に必要なあらゆる情報を収集し、分析することです。といっても、産業スパイなどのように企業秘密を探りだすことではありません。あくまでも企業を取り巻く外部環境を対象とした調査です。

しかし、調査で得られた情報(インテリジェンス)には利用価値がなければなりません。そうでないものはただの情報(インフォメーション)にすぎません。これこそが、競合調査の“キーポイント”なのです。

参考: http://en.wikipedia.org/wiki/Competitive_intelligence

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会社の名称表記に注目する

アメリカの会社のほとんどは、社名の後に「Inc.」か「LLC(合同会社)」が付いています。アメリカに本拠を置く会社で、もし「Ltd.」が付いているようであれば、それは海外に親会社があると見て間違いありません。

このほか、「GmbH」はドイツの未上場企業で使われ、上場している場合は「AG」と表記されます。

「S.A.」はラテン諸国の会社でよく使われているほか、ギリシャ、ルクセンブルク、フランス、ベルギーなどでも使われ、比較的規模の小さい未上場企業で用いられています。

ちなみに「Ltd,.」の表記方式(「.」の前に「,」を付ける)は日本特有のものです。

競合調査があなたの会社を伸ばす!

競合調査の利点について、ブランド戦略専門家のMichele Levy氏は次のように語っています。

「どんな企業が競合関係にあるか、その評判、そして戦略などを知ることによって、ライバル企業との“差別化”を図ることができ、さらにトレンドの一歩前を行くことができる」

ライバルの失敗から学ぶ

競合調査により、競合企業について理解することは、起業家や経営者にとっては重要なビジネス活動の一つです。

企業の大小に関係なく、競争に勝つためにはライバルの市場における力や立場を十分に知る必要があります。

競合調査によってライバルの見習うべき長所を学べることはもちろんですが、ライバルの失敗からも多くを学ぶことができるのです。

競合調査から得られる8つのポイント

競合調査によって得られる8つのポイントは以下の通り。

1. 市場の把握
2. ターゲットとなる顧客の絞り込み
3. 市場予測
4. 経済動向が市場に与える影響
5. 競合企業が提供する商品・サービスの把握
6. 競合企業が設定する価格の把握
7. 付随市場への進出
8. 新たな顧客の獲得

参考: http://www.inc.com/guides/2010/05/conducting-competitive-research.html

競合調査は“高性能レーダーシステム”

競合調査の目的は、競合企業(競争相手)に関するさまざまな情報を得ることによって、相手より一歩先に行くことです。競合企業の分析や市場開発のための情報を得るには、いわば“高性能レーダーシステム”が必要であり、その役目を果たすのが競合調査というわけです。

同時に、調査を行う側は、クライアントの意図や目的をしっかり把握する必要があります。そのためには、クライアントに“都合のいい情報”ばかりでなく、“耳の痛い情報”も正しく提供する必要があるのです。

競合調査のABC その3

消費者は、A店とB店では、A店のほうが商品が安いとか、C店はアフターサービスがよいなどといった情報を持っています。

もし、そうした情報を企業側が持っていないとすれば、既にその時点で勝負は決まってしまいます。

とはいえ、単に情報を手に入れるだけではいけません。その情報(インフォメーション)を、経営戦略と結び付いた高度な情報(インテリジェンス)へと変える必要があります。

競合調査によって獲得した情報がそのとき役に立つのです。