アメリカに見る“競合店の品揃え事情”―その2

ライバル店が近くにあると品揃えが減る、という傾向について、店どうしが近くにある場合(特に同じショッピングセンター内や、同じストリート内にある場合)、“相互調和”の存在が指摘されています。競合店どうしが足並みをそろえるこの現象は、競争関係を和らげる一方、低価格商品で顧客を獲得しようという戦略傾向が強くなります。しかし、なによりも、遠くにライバル店がある場合よりも、近くにあるほうが、お互いの在庫数を減らせるという利点があるようです。

アメリカに見る“競合店の品揃え事情”―その1

品揃えを充実させることは、顧客獲得や競合店対策、そして売上向上のためにも必要不可欠です。ところが、家電製品店を対象にした最近の競合調査(アメリカのパデュー大学のCharlotte.R.Renら4人の共同研究)によると、品揃えの程度は、ライバル店との地理的関係、すなわち店舗間の距離に左右されることがわかりました。つまり、ライバル店が比較的近い場所(半径1.6km以内)にあると品揃えは減り、遠く(同16km以内)にあると増える傾向にあるのだそうです。
http://papers.ssrn.com/sol3/papers.cfm?abstract_id=1553417