マーケットリサーチについて考えてみよう!--その5

セカンダリー情報の利用には、ほとんどコストがかからないことから、スモールビジネスにはよく使われています。官公庁のレポートや貿易協会などの統計、新聞や雑誌などによる調査データはもちろん、ライバル企業のサイト情報などもこれに含まれます。しかし、企業が最も必要とする情報は、セカンダリー情報だけではカバーすることは無理です。本当に必要な情報は、ターゲットとなる顧客層や市場などについての個別的な情報なのです。その点で、プライマリー情報を主としたマーケットリサーチは、スモールビジネスにとって必要不可欠な情報を提供するサービスというわけです。

マーケットリサーチについて考えてみよう!--その4

マーケットリサーチで集められる情報は、2種類に分類されます。1つは「プライマリー情報」です。これは、特定の問題に対応して独自に収集された情報です。最も代表的なものは、DM、テレマーケティング、インタビューなどの結果から得た情報です。これに対し2番目の情報タイプは、個々の企業が直面する特定の問題というよりも、一般的な市場・業界・消費者の統計などに関する既存データをいい、「セカンダリー情報」と呼ばれるももです。

マーケットリサーチについて考えてみよう!--その3

マーケットリサーチには費用がかかる、という理由から、リサーチに消極的な会社や組織が少なくありません。しかしリサーチをしないまま、誤った情報や不十分な情報に基づいて事業決定を行ってしまうと、かえってコストが高くついてしまう場合が多いようです。そのため、年間のマーケティング予算のうち25~50%をリサーチに割り当てている企業が大部分を占めています。また、リサーチが重要だからといっても、社内のスタッフで本格的なマーケットリサーチを行うのは不可能です。そもそも、どのようにリサーチを行うべきかもわからないはずです。

マーケットリサーチについて考えてみよう!--その2

マーケットリサーチは、予算に余裕がある大手企業のみが行うものというわけではありません。むしろ、財政的な余裕がないスモールビジネス(中小企業)こそ、事業決定を間違いなく行うためには、正確で豊富な情報を必要とするはずです。また、起業家にとっては事業投資を行う前に、果たしてその投資が実を結ぶかどうかをチェックする必要があります。その場合にも、マーケットリサーチが不可欠となるのです。

マーケットリサーチについて考えてみよう!--その1

「マーケットリサーチ」とは、マーケッター(売り手)とコンシューマー(消費者)を結び付けるためのリサーチ全般を言います。具体的には、市場に関する情報収集とその分析が基本となります。その情報には、顧客をはじめ、ライバル企業や業界全体に関するものが含まれます。マーケットリサーチは、マーケティングの問題点やビジネスチャンスを明らかにするばかりではなく、マーケティング戦略が適切か否かを判断するためにも用いられます。

競合調査によって得られるものとは?--その7

競合調査が、必ずしも売り上げや利益に直結するわけではありませんし、すぐに調査導入の効果が出るというものでもありません。たとえば競合調査・競合企業調査は、市場シェア予測にも多く活用されます。そうしてこの調査結果は、生産レートを判断するデータ根拠にも用いられることになるのです。このように、競合調査競合企業調査は全体として間接的な影響や効果を与えることが多いのですが、調査によって得られたデータをどのように活用するかが重要なポイントとなるのです。

競合調査によって得られるものとは?――その6

たとえば、主要製品の市場成長率は、部品会社が主張していた数字を下回っていること。市場の弱体化に対応できるだけの多様性がないこと。さらには、先端技術性にも疑いがあることなどでした。その結果、部品会社の全体的な評価を下げることとなり、買収価格に大幅な修正が加えられたのです。当初は4800万ドルでしたが、調査の結果により2500万ドルへと大幅に下げられました。すなわち、差額の2300万ドルが“競合調査が生み出した価値”ということになるのです。