誰にもできる“競合市場調査”―その5


6. これらの作業がすべて終了したら、収集した情報を分析します。しかし、大切なのはこの後です。というのは情報を基にした次のアクションが重要なポイントとなるのです。

たとえば、価格設定の見直しかもしれないし、マーケティングの専門家を雇うことかもしれません。いずれにせよ、こうしたアクションの積み重ねがビジネスを大きくすることにつながるのです。

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誰にもできる“競合市場調査”―その4


4. ライバルのWEBサイトに定期的にアクセスし、競合商品・サービス内容や価格をチェックする習慣をつけます。またライバルのメール情報やニュースレターも必ずチェックするようにします。

5. 価格、製品、パッケージ、販促活動等、細かな項目を立てて、ライバルとの比較表を作り、項目別にポイント評価を行います。

誰にもできる“競合市場調査”―その3


3. 全国的なライバルの場合、インターネットの活用で競合会社の実態をチェックすることができます。具体的な情報が手に入らないときは、たとえばライバル会社の営業責任者の名前を知っていたら、その名前を入力して検索してみることです。何かのサイトでその人物が会社の方針について語っているかもしれません。

ともかく、いろいろなサーチエンジンを使って、競合情報のみならず業界情報にもアクセスすることをお勧めします。

誰にもできる“競合市場調査”―その2


1. まずは、あなたのビジネスの主な要素をリストアップします。業種、立地条件のほか、顧客はどんな店を、どんなサービスを利用したことがあるのか等々、思いつくままに列挙します。

2. 地域的なライバルな場合、たとえばアパレル用品店などであれば、電話帳や地元の新聞・情報誌などのほか、業界誌などもチェックし、ライバルを特定します。

誰にもできる“競合市場調査”―その1


競合市場調査とは、特に競合関係(ライバルやライバルになりそうな事業・店など)に重点を置いた市場調査(マーケットリサーチ)で、あなたの事業や会社を取り巻く状況をより深く把握するためのものです。

つまり、業界や市場におけるライバルを特定し、その実力や影響力をしっかりと認識することにより、市場分析だけではなく、より効果的な市場戦略を組み立てることが可能となります。

調査によって得た情報は、商品開発や価格設定など、あらゆる戦略の基礎となり、売り上げ増につながります。

ポーターの競争戦略の応用について

これまでマイケル・ポーターの競争戦略についてご説明してきました。

実存する企業の事業分析をしていると、コストリーダーシップ戦略、差別化戦略、集中戦略のいずれかに当てはまることがあります。一般的に、業界のリーダーは規模の経済、買い手の交渉力を活用できる立場にあることから、コストリーダーシップ戦略を採用する傾向にあり、シェア第3位以下の企業は、特定のセグメントについて集中戦略を実施し、ニッチャーとしての戦略を図る傾向にあります。

差別化戦略については、販売・マーケティング手法の差別化も含まれるため多様な展開が見られますが、共通して言えることは、差別化競争力のある企業は、何らかの形で差別化を行いながら、高利益を維持できる仕組み作りを行っているという点です。

企業は、競合他社のビジネスモデルがポーターの競争戦略のいずれに相当するのか注意深く観察し、自社が競合他社に対して優位に立つために何をしなければならないのか明確化する必要があります。

自社の4P、競合企業の4Pに関して詳細なSWOT分析を行った後、市場分析を行い、3C分析を行います。

集中戦略を採用した場合のリスク


集中戦略を採用した場合のリスクとして、以下の3つのケースを説明しています。

(1)広いターゲットを相手にする業者と集中戦略を採用し、絞られた特定のターゲットを相手にする業者とのコストの差が開き、集中戦略によるコスト優位がなくなったり、差別化が薄れてしまう。

(2)絞られた特定のターゲットと市場全体のニーズに差がなくなる。つまり特定のターゲットの特異なニーズが薄れてしまう。

(3)競争業者が絞られた特定ターゲットの内部をさらに細分化してターゲットを絞り込み、そのターゲットに集中戦略を実施し、買い手を奪ってしまう。